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 地下だから安心安全では決してない!! 地中貫通爆弾の存在 バンカーバスター

他にも沢山のGBUシリーズがあり、それぞれ貫通能力や搭載できる戦闘機が違ってくる。いずれにせよ地下数メートル程度の地下では一瞬で吹き飛んでしまう。
MOP爆弾GBU-57
ミサイル兵器は沢山の種類があり、その中でも地中貫通爆弾「バンカーバスター」というものがあります。
文字通り地中深まで貫通させてから爆発し、主に地下にある司令部や敵国の幹部が隠れている場所をピンポイントに狙い根絶やしにする兵器です。(数種類あり)
性能は年々上がり、厚さ6メートルのコンクリートも突き破り60メートルまで貫通し、通常の地下施設であれば150~200メートルまでの破壊力をもつと言われております。
60メートルはビル20階建ての高さと同等です。実際にアフガニスタン戦争や湾岸戦争時にも使用されている。
2006年にはイスラエル軍、2013年には北朝鮮を見据えて韓国軍もアメリカから購入している



もちろん中国も開発し既に持っている
GB-1000
アメリカが持っているミサイルは中国も持っているのは当然こと。
厚さ30メートルの土、もしくは厚さ6メートルの鉄筋コンクリートを貫通しのちに爆発して地下施設を根絶やしにする!!

もはや地下に居れば安全と思える場所は存在しないのかも知れません。


どこに着地点を置くのか
威力が増している核兵器や上記のバンカーバスターなど絶望的に思えますが、冷静に考えるとよく見えてくることがございます。それらの兵器を私たちの住んでいる住宅地に撃つでしょうか?
現在の戦争は情報戦から始まりインフラを叩くのが基本の流れになっております。
そのことを考えると仮に核攻撃を日本が受けた場合、爆心地から数十キロから数百キロにも及ぶ空地中に高濃度の放射性物質が風に乗って撒き散らされ、それを吸い込んだり浴びたりすることにより「被ばく」という恐ろしい被害が出て苦しみながら死んでいくのです。
爆風や熱風などを気にする方は多いと思いますが、ご自宅が核攻撃に会わないことを前提に考えると危険になる外気からいかに身を護るかに重点を置くのが現実的な核シェルター購入の選び方だと思います。
また、周りの家屋やビルなどの建物が万が一崩れた場合には相当量の瓦礫の山になり、地下からの脱出が出来るのか、酸素は持つのか、救助に気付いてもらえるのかを想像するとゾッと致します。
決して地下型シェルターが意味が無いとは言っておりませんが、色々な想定を考えなくては行けない事と、完璧なシェルターは存在しない事、また、日本の国土は少し掘るだけで大抵は水が出てしまい、水処理が半端なく大変で後々に大問題になる可能性があることを良く調べないといけないと思っております。


CRISIS-01開発責任者
古谷野 喜光
2023/11/24

イメージ

バンカーバスターの着弾映像
(Wikipediaより)
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